浴室暖房について🛁
2024.11.3
こんにちは😊
11月に入りました🍂
10月はまだ暑い日もあったりで秋っぽく感じなかったですが
11月に入りだいぶ肌寒くなりましたね…🥶
気温の変化で体調崩さないように気を付けなければ😣
もう少しで今年も終わってしまうことに驚きです😂
さて、今日は浴室暖房について紹介します📝
『浴室暖房って?』
浴室暖房とは、冷えた浴室を暖かくする設備のことです。
天井や壁の高い位置に取り付けて、暖かい風を浴室内にまんべんなく送り込みます。
冬場の浴室はひんやりしていて足を踏み入れるのも億劫ですよね。
浴室暖房を設置すれば快適に入浴ができるようになります。
よりストレスフリーに過ごすなら、入浴前に暖房スイッチを入れておき、
浴室内が十分に温まってから入浴するのがポイントです。
お年寄りや子供は温度差に敏感なので、浴室の寒さでお悩みの場合は、
前向きに浴室暖房リフォームを検討されるとよいでしょう。
◆ 浴室乾燥機との違い
浴室乾燥機は浴室内の湿った空気を屋外に逃して、湿気を軽減させる設備のことです。
入浴後の浴室を換気せずジメジメしたまま放っておくと、カビが発生してしまうことがあります。
カビは浴室の寿命を短くするとともに人体の健康にもよくありません。
浴室乾燥機を使って十分に乾燥させれば浴室内のカビの繁殖を抑えることができます。
◆ ほとんどの浴室暖房には乾燥機能が搭載されている
浴室を暖めてくれる「暖房」と湿気を取り除いてくれる「乾燥」。
最近では、ほとんどの浴室暖房に乾燥機能もついています。
「浴室暖房乾燥機」と呼ばれており、用途に合わせて使えるのが非常に便利です。
ほとんどの場合、暖房は寒い日につけますが乾燥は年中出番がありますよね。
入浴後に乾燥えをつけるのはもちろんのこと洗濯物を乾かす際にも活躍します。
商品によっては浴室で衣類を干す専用の「衣類乾燥機能」が付いていることも。
なかなか外では干しづらい住宅密集地やマンション、
日が入りにくい北や東にベランダが設置されている住宅には嬉しい機能です。
● 浴室暖房乾燥機の主な機能 ●
◆ 乾燥機能
乾燥機能は湿気の防止やカビの繁殖対策に効果的です。
入浴後はどうしても湿気がこもるので、乾燥機能を使って排出するのがおすすめです。
衛生面も保たれ設備も長持ちします。
梅雨や花粉、降雪のシーズンなど外で干すのが難しい場合にも乾燥機能は役立ちます。
室内干しだとにおいや湿気が気になりますが、浴室干しならそれらの悩みも解決するでしょう。
◆ 暖房機能
浴室を暖かくしてくれる暖房機能。
他の部屋との温度差を小さくして心身への負担を軽減することができます。
浴室が寒いと子どもや高齢者は温度差に驚いてしまい、入浴が億劫になってしまうこともあります。
冬場の入浴に躊躇している方は、暖房機能を使えば解決できるかもしれません。
また足元がひんやりしやすいタイル張りのお風呂でも暖房機能を活用すれば快適度がアップするでしょう。
◆ 換気機能
窓を開けなくてもスイッチひとつで換気できる機能。
住宅によっては浴室に窓がない場合もありますよね。
そのような住宅には換気機能が備わった浴室暖房乾燥機を設置すると
手軽に空気を入れ替えることができます。
換気にかかる電気代は乾燥よりも安いので節約になるメリットもあります。
◆ 涼風機能
扇風機代わりになる涼風機能。
入浴は夏バテ対策にもなると言われていますが、暑すぎてのぼせてしまうのが心配です。
涼風機能を使えば夏場も快適・爽快に入浴できます。
冷たい空気が出るわけではありませんが、風を送ることで体感温度は下げてくれます。
熱中症対策として、夏場関係なく浴室が暑すぎると感じたら活用してみましょう。
◆ 24時間換気機能
2003年にシックハウス対策として設置が義務化された24時間換気機能。
昔の住宅はすきま風の出入りが多かったので、
わざわざ換気設備を使わなくても問題ありませんでした。
しかし近年の住宅は高気密高断熱が増えたため、シックハウス症候群や
結露を防ぐためにも機械によって24時間換気することとなっています。
浴室暖房乾燥機の24時間換気機能は、常時運転するのがおすすめです。
● 浴室暖房乾燥機をつけるメリット ●
◆ 夏も冬も快適に入浴できる
夏場の入浴は暑さでのぼせてしまったり、冬場は隣の部屋との温度差による
ヒートショックが起きやすかったりと危険が隠れているもの。
浴室暖房乾燥機には涼風や乾燥などの機能が備わっているため、
夏は涼風、冬は暖房と使いわけると快適な入浴時間を手に入れられます。
特に高齢者や幼い子供は暑さや寒さによる体の負担が大きいので、
浴室暖房乾燥機の採用はおすすめです。
長風呂がお好きな方も機能をうまく活用しながら安全で快適な入浴を楽しんでください。
◆ 浴室のカビ対策になる
換気や乾燥を使うと浴室のカビ対策になります。
よく入浴後に冷水シャワーを壁や床にかけることはカビ対策になると
言われていますが、有効な方法は浴室暖房乾燥機の活用です。
カビ対策を徹底したい場合は換気よりも乾燥機能を使うのがおすすめです。
換気と乾燥の大きな違いは「水滴を乾かすスピード」。
換気だけだと水気を取り除けずカビが発生しやすいですが、
乾燥機能を使うと浴室全体のジメジメした湿気を屋外に出しつつ温風を
循環させて、短時間でカラっと乾燥させられます。
◆ 浴室に洗濯物を干す
梅雨や花粉の時期は屋外に洗濯物を干すことができず、部屋干しする方もいらっしゃいます。
しかし部屋干しはニオイや湿気が気になるところ。
そこの浴室のランドリーパイプに洗濯物を干して、乾燥機能をつけてみましょう。
部屋干しならではのニオイが気にならず、短時間で洗濯物が乾きますよ。
部屋干しよりもスピーディーに乾くので1日に数回洗濯物を干すことも可能です。
共働きで毎日洗濯物を干すのは難しいご家庭や、大家族や洗濯物が多いご家庭ではきっと重宝するでしょう。
また日差しに当たると変色しやすいデリケートな洋服や、
屋外に干すのに抵抗がある下着類も浴室干しなら安心です。
● 浴室暖房乾燥機をつけるデメリット ●
◆ 導入コストがかかる
とても便利な浴室暖房乾燥機ですが、設置するにはある程度の費用は必要です。
浴室暖房乾燥機本体の費用に加えて、取り付け費用や、
既存の換気扇を取り外して処分する費用などがかかします。
事前に見積りをとって、いくらくらい費用がかかるかを確認しましょう。
◆ 電気代がかかる
やはり電気で稼働する設備なので、使用頻度が多いと電気代も上がってきます。
とくに梅雨時期や冬場は使用頻度が増えるかと思いますが「なるべく晴れている日に干す」
「同じ時間帯に家族みんなが入浴する」など工夫して使えば節約のつながるでしょう。
◆ フィルター掃除が必要
換気や乾燥など浴室の空気を取り組む仕組みになっているのでフィルターやゴミにホコリが付着します。
きれいな空気を循環させるために、こまめにフィルター掃除が必要です。
掃除機で吸ったり拭き取ったりしてフィルターをキレイにしましょう。
●後付けすることは可能?●
在来工法(タイル張り)とユニットバス、どちらのタイプであっても後付けは可能です。
既存の換気扇に不具合が起きたとき本体だけ交換しますよね、浴室暖房乾燥機も同様です。
しかし設置可能かどうか断言できないケースもあります。
浴室暖房乾燥機は従来の換気扇よりもサイズが大きいので開口部のサイズや
天井裏の余白スペースによっては希望している製品が設置できない場合も。
ボルト数も変わる可能性があり配線工事が必要になります。
分電盤に空きがあれば後付けは可能です。
浴室暖房乾燥機の後付けは様々な条件を満たす必要があるにで、
リフォーム会社に確認してもらいましょう。
◇後付けする際の注意点◇
◦天井の開口部のサイズ
現在、天井に浴室暖房乾燥機あるいは換気扇が埋め込まれている場合、
開口部のサイズを確認しましょう。
製品によってサイズは異なるため開口部と合う浴室暖房乾燥機を導入する必要があります。
◦他の換気口の数
浴室暖房乾燥機は単体で換気するタイプと数台同時に換気するタイプとあります。
主に洗面台やトイレとつながっていることが多く、換気室数を変更しての取り付けはできません。
後付けする際は既存の換気スタイルに対応する浴室暖房乾燥機を選びましょう。
◦分電盤の空き
換気扇から浴室暖房乾燥機に交換する場合、
分電盤から直接電線を引っ張ってくる必要があります。
家のどこかに必ず分電盤は設置されているので空きを確認しましょう。
戸建てなら空きがなくても増設することは可能ですが、
マンションはアンペア数の制限がされていて難しい場合もあります。
事前に管理組合に聞いておきましょう。
●浴室暖房乾燥機の選び方●
◇タイプで選ぶ
浴室暖房乾燥機には「電気で暖めるタイプ」「ガス温水で暖めるタイプ」の2種類があります。
初期費用が安く手軽に設置したいなら電気式、パワフルな機能を求めるならガス式が向いているでしょう。
◦電気式
主流となっているのは電気タイプ。
初期費用があまりかからず、どんな浴室でも比較的設置しやすいのがメリット。
温風のみで暖めるタイプと遠赤外線ヒーターを併用してパワフルに温めるタイプがあります。
◦ガス温水器
屋外の熱源機でつくったお湯を循環させることで熱を放出する仕組み。
屋外工事も必要なので初期費用が高いもののスピーディーかつパワフルに温めることができます。
◇設置方法で選ぶ◇
浴室の見た目を左右する設置方法。
本体の形状に合わせて設置は異なります。
主な設置方法は以下の3パターンです。
どのパターンも条件によってはリフォーム後付け可能なので既存の浴室に合うタイプを選びましょう。
◦天井に埋め込むタイプ
見た目がすっきりする設置方法。
浴室天井の裏に埋め込むだけのスペースがあれば取り付けられます。
◦天井に取り付けるタイプ
天井の換気扇を外したり、換気扇の上から被せたりして設置するタイプ。
埋め込みよりも天井裏にスペースを要さず大がかりな工事にならないのがメリットです。
◦壁に掛けるタイプ
エアコンのように浴室の壁に取り付けるタイプ。
最も施工が簡単で既存の換気扇の穴や換気口をそのまま利用すれば穴あけ工事が不要。
新しく穴をあけることも可能で、タイル壁にも取り付けられます。
◇機能で選ぶ◇
製品によっては暖房や乾燥以外にも便利な機能が搭載されています。
◦ミスト機能
細かい霧状の水を出す機能。
浴室内をミストサウナのような状態にしたり、
蒸し暑い夏にはひんやりと冷たいミストで涼んだりできます。
◦プラズマクラスター機能
換気や乾燥では無くせないウイルスや菌を除去でき消臭も可能。
より清潔で快適な浴室空間にできる機能です。
◦うたせ湯機能
天井に埋め込んだ浴室暖房換気扇から球状のしずくが落ちてくる仕組み。
適度な刺激を肩や腰に与えられるのでリラックス効果が期待できます。
機能を充実させると入浴の楽しみ方が増えてより快適になるでしょう。
●手入れの頻度について●
ほとんど毎日、浴室暖房乾燥機を稼働させる場合が1ヶ月に1回フィルターの掃除をしましょう。
お手入れの際には、必ず運転を停止し動いていないことを確認できたら、
フィルターを外してホコリを取り除きましょう。
本体もタオルやスポンジなどで拭き取ってキレイにします。
フィルターを外した状態で本体に水やお湯をかけると故障の原因になるので注意しましょう。
暖房や乾燥、換気、涼風など暮らしを豊かにしてくれる機能が搭載されている「浴室暖房乾燥機」。
在来工法やユニットバス、どちらの浴室にも後付けは可能です。
夏と冬の入浴が快適になるだけでなく、
気候や時間帯を気にせずに浴室に洗濯物を干すこともできます。
浴室の温度や湿気の問題で入浴に躊躇していた方は、
浴室暖房乾燥機を採用してみてはいかがでしょか。
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