玄関ドア カバー工法のついて
2024.12.18
今回は玄関ドアのカバー工法ついてご紹介です💡
『玄関ドアのカバー工法とは?』
『玄関ドアのカバー工法のメリット・デメリット』
工事の流れなどをご紹介します😊📝
●玄関ドアのカバー工法とは?●
一言で説明するとすれば、
【今ある玄関ドアの枠に新しいドア枠を被せ、玄関ドアを取り付ける方法】です。
玄関ドアのカバー工法が登場したのは比較的最近のことなので、その存在を知らない方も多いです。
そのため「玄関ドアの交換リフォームは大がかりなリフォームがいりそう」
と考えがちですが、カバー工法を使用すれば、大がかりなリフォームは必要ありません。
◆従来の玄関ドアリフォームとの違い
従来の玄関ドアリフォームでは、既存のドア枠を撤去してから
新しい玄関ドア枠を埋め込む工事が基本でした。
そのため以下のように様々な工事が必要だったのです。
・玄関ドア周辺の壁や床を壊す
・古いドア枠を撤去して、新しいドア枠を設置する
・外壁を修理し、クロスを張る
・玄関の床を修理し、タイルを張る
これらの作業には大工や左官、クロスやタイルなど
専門分野の異なる様々な工事が含まれます。
そのため工事規模が大きいだけでなく、専門的な技術や人手も必要になるリフォームなのです。
一方のカバー工法なら既存のドア枠を残したまま新しい玄関ドアを設置するため、
壁や床を壊す必要がありません。
つまりそれに付随するクロス張替や左官工事、タイル貼りといった様々な工事が不要ということ。
だからこそカバー工法ならスピーディーかつ安価に玄関ドアの交換が行えるのです。
●玄関ドアのカバー工法のメリット
1.たった一日で工事が終わる
玄関ドアカバー工法のメリットはたった一日で工事が終わるスピーディーさにあります。
従来の玄関ドア交換リフォームと比べて工程の数が圧倒的に少なく、
既存のドアの状態にもよりますが早ければ数時間、半日で工事が終わるケースもあります。
2.工事費用が安い
玄関ドアをカバー工法でリフォームする最大のメリットは工事費用が安い点です。
従来の大規模なリフォームなら玄関ドアの商品代以外の部分で数十万円単位の予算が必要です。
一方カバー工法で玄関ドアを交換する場合、工事費用は数万円~10万円くらいで済みます。
他にかかる費用は玄関ドアの商品代だけ(業者によっては出張料などが加算されることもあります)
なので非常にリーズナブルに玄関ドアのリフォームができます。
3.防犯面も安心
玄関ドアをカバー工法でリフォームすることには防犯面でも安心なメリットがあります。
何日もかけて玄関ドアをリフォームすると玄関のセキュリティが心配です。
しかしカバー工法ならたった一日で工事が終わるので防犯面も心配ありません。
4.工事の騒音が少ない
カバー工法で交換するメリットとして工事の騒音が比較的少ない点が挙げられます。
状況によっては切削などの調節が必要なため全く騒音が出ないわけではありません。
しかし従来の壁を壊す工事と比べれば騒音のレベルも発生する時間もカバー工法の方が少なく済みます。
工事の騒音が少なければ施主様のストレスは軽減できますし、
近隣の方々におかけする迷惑も小さくなります。
◆玄関ドアのカバー工法にデメリット
1.わずかな段差ができる
玄関ドアをカバー工法で交換リフォームするデメリットは、
わずかに段差ができてしまう点です。
古いドア枠を撤去せず残したままにするため、新しいドア枠を床に埋め込むことができません。
ですので玄関ドアのカバー工法ではどうしても段差ができてしまいます。
しかしこのデメリットを解消する方法がないわけではありません。
最も手軽な対処方法は「段差緩和材」を設置することです。
段差緩和材を設置すれば、段差部分が斜めになるため、
出入りの際につまづく可能性を軽減できます。
また通常のカバー工法より工数が増えますが
元のドア枠の下部分だけ撤去し、新しいドア枠を埋め込む施工方法もあります。
多少のコストと時間がかかりますが、この方法であれば1ミリも段差を作らずに
新しい玄関ドアに交換可能です。
2.ドア全体のサイズが小さくなる
玄関ドアをカバー工法でリフォームするもう一つのデメリットは、
ドア全体のサイズが一回り小さくなってしまう点です。
既存のドア枠に新しい枠をかぶせるため幅も高さも一回り小さくなります。
ただしリフォーム前に玄関ドアが親子ドアや袖付きドア、ランマ付きドアなどである場合は
このデメリットは心配しなくて大丈夫です。
なぜなら開閉するドア部分の幅は変えずに、小扉や袖・ランマの部分で調節できるからです。
一方リフォーム前の玄関ドアが片開きドアである場合には、
人が通る部分が一回り小さくなるので、注意しておく必要があります。
●カバー工法の流れ●
玄関ドアのカバー工法でリフォームするメリット・デメリットを
理解したところで実際の工事の流れを見てみましょう。
▪現地調査・採寸・お打ち合わせ(施工前)
まずは現地調査にお伺いし、最適なサイズの玄関ドアを作成するための採寸とお打ち合わせを行います。
「開き戸・引き戸など、どんなタイプの玄関ドアを取り付けたいのか」
「彩光のための袖やランマはどうするか」などご要望を詳しくヒアリングいたします。
具体的な玄関ドア選びが完了し、お見積りにご納得いただけたら、
後日改めて施工にお伺いする形です。
▪既存の玄関ドアの撤去
ここからは工事当日の流れになります。
まずはお客様のご自宅を傷つけないように養生を行い、
既存の玄関ドアを撤去します。
▪ドア枠の不要な部分を撤去
玄関ドアを取り外したら、ドア枠の不要な部分を撤去します。
不要部分の撤去が完了したら、残っているドア枠に鍵受けなど必要な加工を行います。
▪新しいドア枠と玄関ドアを取り付ける
続いて、新しいドアの枠を取り付けていきます。
枠の取り付けが完了したら、微調整しながら玄関ドアを設置します。
▪室内外の額縁を取り付ける
玄関ドアの設置が完了すると、室内外の額縁を取り付けます。
玄関ドアのが額縁とは、リフォーム前のドア枠が見えないように
覆い隠すための部材のことです。
▪調整・点検・清掃を行い完了
額縁設置が完了したら、あとは動作に問題がないか最終点検と調整を行います。
問題がなければホコリなどを清掃し工事は完了です。
朝に工事を始めて順調に進めば夕方までには工事が終わります。
◆カバー工法ができないパターン
▪マンション・アパートの玄関ドア交換は許可が必要
カバー工法に限らず、マンションやアパートの玄関ドア交換は注意すべきポイントがあります。
まず賃貸マンション・アパートの場合、原状回復の義務がありますので、
個人での玄関ドア交換リフォームは難しいでしょう。
また区分所有の分譲マンションであっても、
玄関ドアは個人で勝手に交換リフォームをすることができません。
なぜなら玄関ドアは外側は廊下に面しているため共用部分という扱いになるからです。
分譲マンションの玄関ドアは管理組合の許可があればリフォーム可能ですが、
建物全体の見た目がバラバラになっては困るので、許可をもらうのは難しいでしょう。
どうしても玄関ドアリフォームしたい場合、マンションの住人同士で話し合って
建物全体のドアをまとめて交換する流れが一般的です。
▪玄関の大きさや構造によってはできない場合もある
一戸建ての場合、玄関ドアの交換リフォームは住人の自由(賃貸の場合を除く)ですよね。
しかし現在取り付けられている玄関ドアの構造や、
開口部の大きさなどによっては、カバー工法での工事ができない場合があります。
例えば現在は4枚引き違い戸の引き戸が設置されている場合、
カバー工法で開き戸に変更するのは難しいでしょう。
なぜなら、4枚引き違い戸は玄関の開口部がとても大きいため、
開き戸にすると不要なスペースが生まれてしまうからです。
●まとめ●
・カバー工法は一日で工事が終わり、費用も安いことがメリット
・デメリットはわずかな段差ができてしまうこと
・玄関の構造によってはカバー工法ができない場合もある
ご自宅の玄関カバー工法で交換できるのか?よくわからない場合は
一度お気軽にご相談ください。
無料で現地調査させていただき、玄関の状況により最適なアドバイスさせていただきます😊✨
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