外壁塗装ブログ

外壁塗装工事前に知っておきたい養生について

2022.2.28

養生という言葉はご存知ですか?

外壁塗装を行う上ではとても大事になってくる養生作業。

 

これから工事をお考えの方は、きっと養生という言葉に触れるはずです。

養生は現場維持と工事品質に関わることですから、ぜひ知っていただきたいことです。

そこで今回は外壁塗装で行う養生についてを解説していきたいと思います!

 

【養生の目的は外壁塗装の現場保護のため】

養生の画像

 

塗装工事は比較的にゴミが出にくいですが、ケレンで埃や古くなった塗装のカスなどが舞い、塗料も液体ですから飛散します。

工作とかするとまわりが汚れないようにタオルや新聞紙を敷いたりしますよね。

 

外壁塗装でもそれと同じことで、現場が汚れたり、傷つけてしまったりしないように保護をします。

この現場を保護する作業のことを養生といいます。

 

養生は塗装工事だけでなく、屋根工事や水回り工事、内装工事でも行われる工事の基本です。

埃や塗料が飛散するからといって現場が汚れたままではあまり気分は良くありませんよね。

 

それに現場が汚れていたら傷や塗り残しがあっても気が付きにくくなります。

その他にも清掃の手間が増え、塗装の品質も落ちる原因となります。

 

作業を行う前にしっかりと養生しておくことで傷や汚れ、品質低下などを未然に防ぎますから、工事を行う上ではかならず養生をすることが大切です。

 

【仮設足場の養生ネットは水飛沫や埃の飛散防止のため】

足場の画像

 

養生は塗装工事で必須の仮設足場にも行います。

足場を覆うように張る養生ネットは、高圧洗浄時の水飛沫やケレン時の埃などの飛散を防いでいます。

 

養生は工事をする建物の範囲だけで行うのではなく、近隣のことも考えて行う必要があります。

仮設足場に養生ネットを張って飛散防止をしておかないと、まわりの建物や車、洗濯物などを汚してしまいます。

 

近隣の方に配慮しないで工事をしてしまうとトラブルに発展し、今後の近所付き合いもしにくくなってしまいますから、まわりの迷惑とならないように気づかいながらきちんと養生をして工事をすることが大切です。

 

【養生をしないとどうなる?】

養生の画像

 

「掃除する手間が増えるけれど現場が汚れたら後で清掃をすればいいのでは?」

と思われる方もいるかもしれません。

 

たしかに掃除する手間は増えても作業を終えた後にちゃんと掃除をしてきれいにしておけば問題ないように思えます。

しかし、養生せずに工事を進めてしまうリスクはとても大きいです。

 

それは、養生をしないと建物の損傷や工事品質の低下につながるからです。

塗装は硬化する前は液体ですから、飛散するとまわりにくっついてしまいます。

 

もし、塗装したところに飛散した塗料がくっついてしまうと拭き取るときに塗装をしたところまで拭き取ってしまう恐れがあり、塗装をし直さなければなりません。

 

塗料を拭き取るときはうすめ液やシンナーで湿らせて塗料を溶かして拭き取ります。

そのため、特殊なコーティングがされているところに塗料がついてしまうととても厄介です。

 

シンナーやうすめ液が原因してコーティングが変色することもあり、むやみに薬品を使うことはできません。

しかし、固まってしまった塗料を剥がすのはとても難しいですし、無理に削り取ろうとすると傷がついてしまいます。

このように養生せずに工事をしてしまうと問題が起きますから、事前に養生をして保護することが重要です。

 

養生についてはこちらの「塗装工事の流れ」もご参考にしてください。

 

【養生をする場所は?】

養生の画像

 

現場を保護するといっても養生をする場所がどこなのか気になるかと思います。

養生は以下の場所に行います。

 

【養生をする場所】

・窓や玄関などの開口部

・エアコンや室外機

・給湯器

・ベランダや通路

・材料置き場

・植栽や花壇

・車

など

 

養生をする場所は建物によって違いはありますが、上記の場所は基本的に養生します。

夏場は気温が上がりますからエアコンや室外機を養生してしまうと使えなくなると思うかもしれませんが、通気のとれるカバーをかけますので、エアコンを使用することは可能です。

 

ただし、給湯器は養生をすると使えなくなりますのでご注意ください。

養生されたまま給湯器を使ってしまうと火災や一酸化炭素中毒を起こす恐れがあります。

 

給湯器の養生期間中はお湯や火が使えなくなりますので、もしどうしても使いたいというときは作業する職人に声をかけてからお使いください。

 

工事の質問についてはこちらの「よくあるご質問」でもお答えしております。

 

【養生期間は10~14日ほど】

カレンダーの画像

 

養生がされている期間は工事が始まってから完了するまでになります。

ただし、ずっと養生がされているかというとそうではなく、作業ごとに必要な養生をして、作業完了後は養生を剥がします。

 

養生期間は10~14日ほどです。

工事の進捗で養生がされるところは変わりますので、どんな流れで工事が行われていくか確認できるように工程表をもらっておくことをお勧めします。

 

【塗装中は窓を開けられない?お困りの時はお声がけください】

外壁塗装の画像

 

外壁を塗装するときは、窓や玄関をマスカーというビニール養生で覆うため、作業中は開けることができません。

外壁塗装は洗浄後、下地処理~下塗り~中塗り~上塗りと進んでいきます。

外壁の塗装期間は3日~、その他に付帯部の塗装や下地処理の期間も含めると窓は10日間ほど養生をしています。

 

窓を閉めっぱなしだと換気したくなる気持ちはわかりますが、作業中に窓を開けてしまうと塗料の臭いが入ってきてしまいます。

 

塗料に含まれるシンナーは刺激臭があるため気分を害してしまう方もいらっしゃいますので、窓を開けるのはお控えください。

塗料の臭いが気になるという方は水で希釈する水性塗料を使うことをお勧めします。

 

工事期間中は建物も足場に囲われて窮屈に感じるかもしれません。

もし、お困りのことがございましたら、できるだけ対応できるようにいたしますので、お気軽にご相談ください。

 

作業する場所によっては塗料の臭いが届かないところの窓の養生を剥がして換気を取ることも可能です。

工事中も気持ちよく過ごしていただけるように尽力いたしますので、気になることがありましたら何なりとお申し付けください。

 

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